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「金継ぎ」と漆の関係

「金継ぎ」というと金(ゴールド)ですべてを直すというイメージがありますが、直しの主役は「漆」です。「金継ぎ」では、漆はなくてはならない接着の役目を果たします。漆はウルシの木の幹から分泌する樹液で、防腐性、防水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐電性に優れた美しい天然の接着剤なのです。

割れたり欠けたりしたところを漆で直したら、仕上げに金(丸粉加工された24金)をはじめとした金属を蒔いて仕上げます。もちろん漆仕上げという方法もあり、すべてを総称して「金継ぎ」といいます。

金継ぎと漆の関係