教室について, 金継ぎについて

「金継ぎ」をはじめたい─。道具費はいくらぐらいかかるの?

「金継ぎ」を長年楽しんでいて感じるのは、意外に道具費がかからないことです。蒔く金や銀などの金属は消耗品ですが、それ以外はほとんど最初に購入した道具で何年もことたります。どんなお稽古事を始めるにも初期費用はどのくらい…は気になるところ。

「金継ぎ」の場合、筆と漆類(生漆・生正味漆・呂色漆赤漆)が必須で、漆用の筆は特殊で値段は高い(3,000~4,000円代)ですが、大切に使えば10年以上使えます。漆はチューブ入りを使用し、これまた一度買ったらなかなか減りません。

「金継ぎ工芸会」で最初に全部揃えていただくとしたら約19,500円です。これを最初に必要な道具(第1セット10,000円)と2ヵ月後に使いだす道具(第2セット9,500円)に分けて購入することもできます。「金継ぎ工芸会」では、材料は漆の製造元や卸会社に注文していますので会員さんへはそのまま実費で使っていただいています。